身長に関わるカルシウムの吸収を助ける食べ物とは

カルシウムの吸収効率をアップさせる栄養は?


まず、カルシウムの吸収を助ける栄養素はいったい何でしょうか?

それは「ビタミンD」です。

ビタミンDは日光を浴びて体内で合成されたり、ビタミンDを多く含む食材から摂取します。
このビタミンDは、肝臓、腎臓で代謝を受けて、活性化されて、活性型ビタミンDとなります。

そして活性型ビタミンDは、小腸からのカルシウムの吸収を助けます。
小腸でビタミンDが働くことでカルシウムを効率よく体内に取り込むことができます。

さらに活性型ビタミンDは小腸だけではなく、腎臓の尿細管という場所にも作用して、
一度、尿に排泄されたカルシウムを再吸収させる働きをします。
こういった作用によって体内のカルシウムの利用効率をアップさせる働きが活性型ビタミンDにはあります。

最近の子供は紫外線の悪影響ばかりを気にして、太陽の光を浴びる機会が減少して、皮膚でのビタミンDの生産量が低下しつつあります。
さらに食事からのビタミンDの摂取量が減少すると、腎臓や肝臓で活性型ビタミンDが作られなくなり、カルシウム摂取量が不足してしまいます。

その結果身長が伸びないだけでなく、くる病や、そのまま不足した状態で成長してしまうと、骨軟化症という病気を引き起こします。

さらにビタミンD不足が続いてしまうと、骨密度が低下して身長が伸びないだけでなく、骨折のリスクも上昇してしまいます。
しかもビタミンD不足は骨だけでなく、筋力低下や足の痛みと関連していることもわかってきています。

このようにビタミンDはカルシウムの吸収を効率的にするだけでなく、健康的に生活を送るためにも欠かせない大切な栄養といえます。

カルシウムの吸収を助ける食べ物とは?


カルシウムの吸収をアップさせるためには「ビタミンD」がとても大切ですが、ではどういった食材に多く含まれているのでしょうか?

最もビタミンDが豊富に含まれている食材で代表的なものがあんこうです。
100g中に110.0μgのビタミンDが含まれています。
他にも魚類であれば、いわし100gで、50.0μg、紅鮭(生)で33.0μg、しらす干しで61.0μgのビタミンDが含まれていてお手軽にスーパーで購入できる食材としておすすめです。
他にもきくらげでは100g中、93.4μg、しいたけだけでは16.8μgのビタミンDが含まれています。

ビタミンDは比較的、海のものや、しいたけに多く含まれているので、普段の食事に取り入れるようにしましょう。

気をつけて!カルシウムの吸収を阻害する食べ物


カルシウムの吸収を助ける食べ物として、ビタミンDが豊富に含まれている食材をご紹介しましたが、それ以上に、カルシウムの吸収を阻害する食べ物に注意が必要です。

カルシウムの吸収を阻害する物質は「リン」です。

リンは過剰に摂取してしまうと、腸内にリン酸カルシウムが形成されて、体外に排出されてしまいます。最大でなんと80%も摂取したカルシウムが排泄されてしまうこともあります。

リンを多く含む食材として代表的なものが「スナック菓子」と「冷凍食品」です。
どうしてもこういった加工食品には、リンがたくさん含まれています。

ですので、スナック菓子や冷凍食品はなるべく身長を伸ばすためには控えたほうがいいでしょう。

また塩や砂糖もたくさん取り過ぎてしまうと、カルシウムの吸収が低下します。

ですので、ポテトチップスなどのスナック菓子は最強にカルシウムの吸収を阻害するので、
身長を伸ばしたいのであれば、間食は与えすぎないようにしましょう。

身長を伸ばすために毎日カルシウムを効率的に吸収できる食事をしよう


身長を伸ばすためには、毎日、カルシウムだけでなく、カルシウムの吸収を助けるビタミンDが含まれている食材を一緒に摂取するようにしましょう。

ビタミンDが豊富に含まれている食材をご紹介したしたが、問題なのが、そこまで食材が豊富ではないということです。

魚類が苦手で、シイタケも嫌いで食べられないというお子さんだと、ビタミンD不足が心配になります。
ですので、そういったお子さんがいらっしゃる家庭はなるべく、外で遊ぶようにして、太陽の光を浴びて、体内でビタミンDを合成させるようにしましょう。

それでもなかなか塾や習い事で外で遊ぶ機会が少ないようであれば、カルシウムと一緒にビタミンDが含まれている身長を伸ばすサプリメントを活用すると良いでしょう。