成長ホルモンと身長の関連性

身長を伸ばすためにも、成長ホルモンが重要という話はよく聞いたことがあるかと思いますが、その成長ホルモンにはアルギニンが欠かせません。

その理由と身長を伸ばすために必要なことをご紹介していきます。

アルギンと成長ホルモンの関係


アルギニンはアミノ酸の中の非必須アミノ酸です。
肉類を中心に多く配合されており、このアルギニンが成長ホルモンの分泌を促進することが知られています。
ただ、アルギニン単体でどれほど成長ホルモンの分泌を促進したかどうかははっきりと研究や報告で示されていません。

しかしながら、成長ホルモンを分泌させるためにドーピングでアルギニンを摂取するスポーツ選手もいるくらい、やはり世界的にみてもアルギニンの効果は認められています。

成長ホルモンを増やしたいのであれば3,000mg以上のアミノ酸摂取が推奨されています。

ですが、これはアルギニン単体の量ではありません。
様々なアミノ酸も一緒に配合されています。
ですので、アルギニン単体のサプリメントを摂取した方が成長ホルモンを増やすためには効率的といえます。

成長ホルモンだけ摂取したとしても身長が思ったほど伸びない事実


サッカー選手で有名なメッシ選手ですが、実は成長ホルモン分泌機能不全で、低身長であったため、成長ホルモンの注射治療を受けています。
ですが、身長は170cmとスポーツ選手の中でとりわけ身長が大きいというわけではありません。

これは成長ホルモンだけ摂取したとしても全てが身長を伸ばすために使われるわけではないからです。

同じように成長ホルモン分泌不全症の男児の症例報告でも、著名な改善は認めたものの、あくまで平均身長にまで回復したという報告であり、大幅に身長が大きなっているわけではないのです。

確かに成長ホルモンは骨の骨芽細胞に作用して、骨造成を促進します。
ですが、他にも内蔵や日々の疲労回復のために成長ホルモンは利用されます。

最も効率のいい成長ホルモンを直接注射する治療法でも、劇的に身長を伸ばすのは難しいのです。

ですが、やはり普段から正常に成長ホルモンを分泌させることは身長を伸ばすには欠かせない条件であることには代わりありません。

残念ながら、成長ホルモンが欠乏している病気でなければ、治療を受けることはできません。
ですが、なるべく成長ホルモンが正常に分泌されるように食生活を改善することは身長を伸ばすには必要なことです。

ですので日ごろからアルギニンを意識して摂取するようにしましょう。

まとめ


・成長ホルモン分泌促進にアルギニンがどれだけ必要かしっかりと証明されていない
・しかし、アルギニンが成長ホルモンを促進することは世界が認めている
・成長ホルモンだけ注射しても全てが身長を伸ばすために使われるわけではない

身長を伸ばすには1つだけの要因で伸びるわけではありません。
日ごろからの生活習慣も非常に重要です。

参考文献


成長ホルモン補充療法により著明な成長率改善を認めた成長ホルモン分泌不全性低身長症の1男児例
(A boy with moderate GHD who showed significant growth with growth hormone therapy)
野田 雅裕,佐藤 直子,小笠原 敦子
日本成長学会雑誌 23(1), 9-14, 2017-04
日本成長学会